カレッジリングやチャンピオンリングをグループでオーダーする時に大事な5つのこと
このコラムでは、カレッジリングやチャンピオンリングをグループでオーダーする際に大事なことをお話ししたいと思います。
個人でオーダーする時と比べ、多くの人々の意見をまとめてスムーズなやり取りを心がけることが大事です。
(個人のオーダーの実例はこちらをご参照ください。〜チャンピオンリングオーダーの実例①〜)
グループでのオーダーする際の注意点やコツについて、参考になればと思います。
デザインや予算の確認がスムーズに行える環境を整える
グループの人数が多いなかで、意見を集約したり製作者とのやり取りをスムーズに行うには、前もって大事なことを決めておく必要があります。
・オーダーの窓口となる幹事を決める
グループでオーダーをする際に、最も大事な役目を果たすのが幹事(グループの代表者)の存在です。
弊社ブリコラージュでは、ほとんどのオーダーのやり取りはE-mailが中心です。
もちろん電話でも構いませんが、基本的に幹事さんお一人が窓口となって、値段交渉やデザインについてのやり取りが行なわれます。
当然ながら、コミュニケーションに長けて即断もできるような方が幹事となるのが望ましいです。
・LINEグループを作る
幹事さんが決まったら、グループ内でスムーズな話し合いが行えるようにLINEグループを作ることをオススメします。
こちらからのデザインの提示は、PDFの書類ファイルやJPEGの画像ファイルで行います。
LINEアプリでは問題なくデータが見られますので、スムーズにデザインの確認が行われることと思います。
LINEグループの作り方は、こちらをご参照ください。
グループ全員のニーズを早めに正確に確認する
幹事が決まりLINEグループを作ったら、次はグループメンバーのニーズの集約など、オーダーの前準備に入ってください。
・カレッジリングやチャンピオンリングの予備知識を得る
オーダーするにあたって、予備知識は重要です。
カレッジリング・チャンピオンリングはアメリカで生まれた文化です。
ウェストポイントの陸軍士官学校で誕生した卒業記念リングが、180年余りの間に全世界に広まっていき、伝統と呼べるほどまで発展しました。
予備知識を得るには、様々なサイトを横断的に閲覧されることが大事かと思います。
私自身が海外サイトも巡ってカレッジリングの情報をまとめた以下のコラムも、ぜひご参照ください。
・リングに入れたい要素を決める
カレッジリングやチャンピオンリングには、
・校章やチームロゴなどのマーク
・年号や月日、背番号などの数字
・学校・チーム名、学部学科、氏名、背番号、メッセージなどの文字
を入れることができます。
リングの表面のスペースが限られるので、希望された要素を何もかも詰め込むことは出来ませんが、これだけはデザインに必ず入れたいというものを決めておく必要があります。
・既製のデザインをよく調べる
Googleの画像検索などを利用して、どんな形状のリングが良いか幹事さんがいくつか選定してください。
最終的には、グループ全員のアンケートなどから決定するのが良いと思います。
候補がたくさんありすぎると迷ってしまいますので、まずは幹事さんや少人数で何点かに絞るのが良いと思います。
リングの形状がすでに決まっていると、製作者(業者)との打ち合わせが早く進みます。
できれば、依頼したい製作者(業者)の過去作品からベースとなるリングの形状を決めておくと、イメージ通りの商品に仕上がります。
各業者で、製作方法・デザイン力などは異なりますので、トラブル防止の意味でも、過去作品はじっくりご覧いただくのが良いと思います。
弊社ブリコラージュの過去作品はこちらにまとめてあります。
アイコンをクリックしてご覧ください。
・予算・納期・支払い(集金)の日程を決める
オーダーを進めるにあたって、一番大事とも言えるのが予算です。
また卒業やイベントに向けたご依頼の場合、納期も大事です。
納期から逆算して、どのタイミングで支払い(グループ内での集金)が可能かも、確認しておく必要があります。
だいたいの予算・支払いの都合などを製作者に早めに告げる
弊社ブリコラージュではいつも最初に、率直に御予算と納期を質問させていただきます。
この2点が折り合えば、その後の打ち合わせは問題なく進んでいくことが多いです。
・予算と価格交渉
相場に見合った「定価」というのは各業者に存在しますが、数がまとまったご依頼はできるだけ成約させたいというのが商売の基本です。
値段交渉というのはなかなか難しい事ではありますが、率直に御予算をお伝えいただく方が、その御予算内で実現可能なことを、製作者側が親身になってご提案することができます。
成約するかどうか曖昧な状態では、どうしてもご提案しにくいこともありますので…
・支払い方法の例
(弊社ブリコラージュの場合)
弊社ブリコラージュの場合は、ご要望を一通りお聞きしてから2Dの図面でデザインをご提案します。
それを確認して、さらに細かい希望をお知らせいただくわけですが、その途中〜終了時には料金のお振込みをいただいております。
ご入金確認後に3Dデータを製作し、よりリアルな画像でデザインの確認を行います。
3Dデータの制作には手間と時間がかかりますので、この段階でご入金いただくことで、正式なオーダーの御成約とさせていただきます。
【オーダーの流れ】
STEP1 ご要望の確認(だいたいのデザイン・予算・納期)
STEP2 2Dデザイン画の制作
STEP3 デザインの確認(仮)
STEP4 ご入金(御成約)
STEP5 3Dデザイン画の制作
STEP6 デザインの最終確認
STEP7 本制作
STEP8 納品
これが基本的な流れですが、学生さんのグループの場合など様々なご都合があると思われますので、ご入金のタイミングなどは柔軟に対応しております。
仕様で個別に変更したい点があれば、遠慮なく伝える
グループでのご注文は、同じデザインの物を量産するのが基本ですが、個別に仕様を変更することができます。
「グループの仲間意識を高める」「同期の証としておそろいの記念品」という意味で、同じデザインで作るのは当然ですが、そこに個性も表現したいという想いもあるかと思います。
リングに個性を盛り込むことが出来たら、完成した指輪への愛着がさらに増すのではないでしょうか。
・リングサイズ
リングサイズは、もちろん自由に変更できます。
グループに男女のメンバーがいる場合、サイズにばらつきがあります。
その場合、原型となる「型」が多数必要になる場合があります。
弊社ブリコラージュは原型制作が専門で、同業者からのOEMにも対応していますので、サイズのばらつきには安価に対応しています。
・石の種類
石の種類も個別に変更可能です。
基本的に同じ型から量産するので石の形は変更が難しいですが、カットとカボションタイプを変更することは、若干の料金追加で対応可能です。
石の形状にはカットタイプとカボションタイプがあります。
【カボションタイプ】は表面がドーム型で、石の底部分はフラットです。 【カットタイプ】はダイヤのようなカットになっていて、底部分は尖っています。(当サイトコラム:「カレッジリングとは~カレッジリングについて知っておくべきこと」https://bricola.jp/column/about-collegering)
・内側の刻印
内側に入れるメッセージなどの刻印は個別に変更可能です。
追加料金は必要になります。
・表面のデザイン
表面に入れるマークや文字などのデザインは基本的に変更できませんが、少人数のオーダーの場合は個別にデザインを変えることができますが、料金はかなり上がります。
余白を空けておいて、そこに個別にレーザー刻印を入れる場合もあります。
グループメンバーで、リング進呈イベントを行う
商品が完成して納品された時に、グループ内で進展イベントを開催してみてはいかがでしょうか。アメリカではセレモニーとして行なわれることも多く、一生の思い出となります。
・海外での進呈セレモニーなど
米国ではカレッジリングの進呈のイベントとして、「リングダンス」や「リングセレモニー」が行なわれます。
リングを卒業生に渡す儀式は「リングセレモニー」と呼ばれ、卒業の際の伝統儀式となっています。
学校によって儀式の内容は違っているようです。
日本の卒業証書授与式のように、学長や教師から直接リングが渡される場合もあります。
一部の学校では、公式・または非公式の式典としてリングダンスを開催しています。通常学生たちは、自分が卒業していないという事実を示すために、自分に面した(自分が読める文字の向きで)リングを着用します。
(参考: 「リングダンスの歴史」https://www.thecollegianur.com/article/2019/02/ring-dance-history)
「リングセレモニー」や「リングダンス」はこちらの動画をご参照ください。
・記念撮影
卒業記念リングの場合は、メンバーたちにとってリングをアピールしながらの記念撮影は良き思い出になります。
米国の卒業記念写真では、カレッジリングが主役になります。
まとめ
以上、グループでオーダーする際の注意点などを見てきました。
記念の商品ですので、できる限り良い作品に仕上がるように、スムーズで綿密なやり取りを行えたら…と思います。
弊社ブリコラージュは、お客様の想いをカタチにするために丁寧な仕事を心がけています。
わからない点などは、メールやお電話で皆様の想いを遠慮なくお伝えください。
御予算や納期などは、柔軟に対応させていただきます。
質問やオーダーのお問い合わせはこちらまでお願いします。